環境マルチ組織(気が付いたらマルチ集団)にいたこと 体験談①入会まで
私ね、実はマルチ集団(風)の組織に参加していたことがあります。
仲のいい友人などには一生秘密にしたい黒歴史です。
正確な組織名はなくて、(というか検索されないように)
いわゆる【環境】といわれる組織にいました。
今思えば本当によくできた組織でした。。。(笑)
いろんな意味含めて、本当に社会勉強できた。
けど人には決しておすすめできないので、再発防止も含め、
自分の気持ちの整理として、
そんな経験をお話ししたいと思います。
出会い
きっかけは中学校の同級生(以後Tちゃん)からの久々の連絡。
(すごくよくある典型例。(笑))
Tちゃんは中学時代、結構仲の良かった友人の一人だったため、
素直にうれしいと思っていました。
久々に地元帰ってきたから会おうとのことで、数人の共通の友人共に再会し
プチ同窓会みたいな感じで楽しくご飯をしました。
Tちゃんと私は同職種だったのもあり、仕事の面でも話が弾みました。
本の紹介
後日LINEで「この前こんな(お金、仕事など)話してたよね~。
この本結構おすすめだよ~。読んで見て~」と
「トップ1%の人だけが知っているお金の真実」という本を紹介され
タイトルや、見出し分など当時の私にはとても興味をそそる内容で
素直に教えてくれてありがと~な感じで本を読み進めました。
ざっくりとした内容としては社会や、税金の真実、統計みたいな内容で
無知なものこそ、知らない間に搾取され、損をする!お金や社会の事を学ぶべし!
みたいな感じで、実際知らなかったことも多く、結構面白かったです。
(本自体はマルチとは何の関係もありません‼普通にいい本ですが、この組織にうまいこと使用されているだけです。)
人の紹介
数日後またTちゃんからおもしろいイベントあるからこない~?って誘われ、
本の事とかまたお話したいなと思っていたので、
イベントの趣旨はよくわからないままに行くことにしました。
そのイベントは多職種交流みたいなもので、
Tちゃんも主催者側なのかな?って感じるぐらいに彼女の知り合いがたくさんいて、
そこで何人かの紹介を受けます。(いつもお世話になってる人、職場の先輩、友達)
恐らく、通常であればここでかなりの違和感があるかもなのですが
当時の私は、Tちゃんは昔から、もともとちょっと変わっている面(いい意味で)
もあったので、突然の紹介にも、正直めんどくさいなとは
思いつつ、Tちゃん楽しそうだし、お互い大人になったし、社交辞令として
わたしもその場ではノリのよい友達を演じきりました。
紹介される人皆、いい印象の人だらけ(かつ、あだ名がある)で、
今のTちゃんはこういう素敵な仲間のいる人間関係のなかで
楽しくやれているんだね、安心したよ。なんて思っていました。
師匠の存在
イベントの中で途中Tちゃんから
「私いまお世話になってる師匠がいてね、、、」
「私の師匠は事業で成功している人で、タワーマンションにすんでて、
年収何千万もあって、経済的に自由を手にしてるすごい人」
「経済のこととか社会のこと月に一回幕張メッセにきて学んでるんだ。」
「今は大体1万人くらいが全国から幕張メッセに集まって学んでいるよ」
「その師匠の元で学んでる人が参加できるもので、みんなが参加できる勉強会じゃないから、、、」
「ここにいるメンバーも何人かは師匠の元で学んでいるよ」
みたいな話がありました。
当時の私は仕事を辞めたばかりで、
今後の人生の方針について少し考えている時期でもあり、
同業職でありながらそれ以外の道で勉強しているというTちゃんを素直にすごいなって思いました。
その反面私は、いい年の大人になったにも関わらず
自分の社会、経済などへの知識の無さに焦っていた面もあったため
そんな環境で学べているTちゃんがとても羨ましくみえたのです。
そのあとにも「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者ロバートキヨサキと、すごい投資家(名を忘れた)の講演会があるから、一緒に行こうと誘われ、むしろ乗り気で参加。もちろん参加前に金持ち父さんの本も読むようにアドバイスあり、読みました。
(この講演会も本も環境ともマルチとも何の関係もありません。ただ金持ち父さん、貧乏父さんはよくマルチ商法関連で利用されることが多いです。
特にESBIの考え方。Employee(労働従業員)からBusiness owner(ビジネスオーナー)へを教えこむために。これ自体も事実とても大切な考え方ですが、悪用されがち。
そうやってたびたび会ったり、連絡でやり取りをしているなかで
私はTちゃんにどんどん信頼を寄せていくようになります。
私の中でTちゃんは違う世界をみせてくれるきっかけをくれた人になったのです。
その後すぐに
私の師匠にあってみる?というお話をいただきます。
すごく忙しい方だけど、少しなら時間とってくれるからと。
当時の私はそんな貴重な人に会えるのならば、会ってみたいと思い
彼女にお願いし、師匠に合わせてもらう予定をつくってもらいました。
師匠に会う
当日、連れていかれたのは大阪市内のタワーマンション。
師匠は自宅と仕事場が一緒らしく、Tちゃんも何度かお邪魔していると。
私はタワーマンションに入る事やこういう状況が初めてだったので、
結構緊張しており、あまり詳細な記憶がないのですが、
そこでさわやかな印象の師匠と初対面しました。
緊張をほぐすような雑談から始まり、最後のほうは師匠のしてきたこと、
考えていることみたいな事を聞いていることが多かったです。
時間にして30分ほどの三者面談でした。
Tちゃんには師匠に会う前から、
本当にすごい人なんだよって持ち上げが何度もあったので、
そんな方と会話できるって貴重でありがたいことなんだと、
私は相槌打つのに精いっぱいでした。
師匠からの勧めもあり、弟子たちが開催しているという無料の勉強会に
参加してみたらとすすめられます。
勉強会
流され勧められるがままスタートアップ勉強会がはじまりました。当時私(大阪府外在住)Tちゃん(大阪市内活動)だったため、勉強会のたびに大阪まで4時間程かけながら行ってました。
ただ当時の私も自ら参加したい!と思っていったのも事実です。
その勉強会では主に3人一組で(講師、私、Tちゃん)行われ、場所はとある
レンタルスペースみたいなところなのですが
そこには私と同じように連れてこられた初々しい感じ人も何人もいて
総勢40人が会場に結構ぎっしりいる感じです。
会場にはいった瞬間に、若い力というか、生き生きハツラツとした若者たちが
結構ガヤガヤしており、なんかのパーティなのかと思いました。
やや陰キャの私には別世界に来ちまったという後悔と同時に
私でもこういう世界に参加できるんだ~とうれしい気持ちもありました。
勉強会の内容は、自分で調べれば本に書いてあるような
お金や社会や自己啓発チックなもので、(今思えばね、そのときは新鮮だった)
いくつかの項目に分かれて勉強会がありました。
まずは、時間も、お金も自己投資大事ということ。
なりたい状態になるために、いままでためてきたもの、やりたい事は
全部一旦横において、土台を築くために、ここでの学びに全力をだしている。
成功してなりたい状態になったら、(金持ち父さん本であったE→Bにいけば)
好きな時に好きなタイミングで自由に過ごすことができるからと。
その中で講師は自分は毎月15万円以上の自己投資してると言ってました。
経営の世界ではそれが当たり前の価値観だから、今からそれに慣れさせるためだと。
何に使っているのかを聞けば、健康になるためのサプリや日用品、セミナー代やそれにかかる交通費などといったものでした。
(ここでは決して私には自己投資しなきゃダメみたいなことは言われず、基本であり、大事な事だよという感じでした。)
あとは、自分のなりたい姿、やりたいこと、ほしいもの(Be,Do,Have)各30個あげてくるやりたいことリストをつくる課題があって、
これが全部できたら人生最高だよね。じゃあ逆算してこの状態になるまでに、
どれくらいのお金があればいい?
そしたら必要な年収はどれくらい必要になる?そこが君の目指すゴールだね。
といった目標設定(今思えば刷り込み)から
健康大事や仲間大事などなどといったもの。
要はお金、時間、仲間、健康がそろった姿が成功した状態であり、
師匠の元で学んでいるのはこの成功を本気でつかみに行きたい人達だということ。
勉強会終了後Tちゃんからは「わたしもこれ全部実践してるよ!」と。
ここでも素直にすごいなと感心してしまいました。
平凡に生きてきた私にとって、
そうした志高く、自分の人生成功させるために、やる気にあふれる若者ばかりが集まっている環境というものが、とても素敵でキラキラした世界に見えてしまったのです。
特に経営に興味があったわけでもなかったのに、
ここで学ぶことで、人間的に磨かれていくのではないか
自分のためになって、かつ人生で成功して、やりたい事が全部できる人生を
歩めるのではないかという期待がどんどんと大きくなっていきました。
入会
そこから入会するまでは早く、
じゃあ、あなたはここまでの話を聞いてどうしたいの?
あなたが本気でやるつもりなら師匠のところに、
自分から弟子にしてくださいってお願いしにいけばいいんだよと。
今まで見てきたこと、聞いてきたこと、Tちゃんへの絶大なる信頼、
環境にいる人たちの真剣さと輝き、師匠のすごさをみて、
この環境が間違ってるわけなんてありえない、
今つかまなきゃいけない人生を変えるチャンスだ‼という
勢いのまま、実際何をするのかわかっていないにも関わらず、
師匠に弟子入りのお願いをしに行きました。
(今思えば本当にあほなんかと思いますが、当時は結構真剣でした。)
次項へつづく↓